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タガが外れました8 (ひろし)

[3436] タガが外れました8 ひろし 投稿日:2004/10/18(Mon) 18:58
ソファーの上で、妻は寝ていました。
毛布に包まれて眠る妻の穏やかな顔、絶頂の中で歯を食いしばっていた妻とは、
まるで別人のように安心しきった、愛らしい顔でした。
毛布の中に手を入れ、滑らかな妻の肌を何度も何度も優しくさすります。
弾力のある胸、柔らかいお腹、今だに引き締まったお尻。
部屋の中は私達2人きりでした。

「うっ、う~ん」小さな声と共に妻が動きました。
手を上に伸ばし、背伸びするような仕草の後、瞬きをしながらゆっくり目を開いて行きます。
「・・・あなた」小さく声を出した妻の唇にやさしく唇を重ねます。
長いキスでした。優しく絡ませた舌に私の思いを込めました。

「あなた、ごめんなさい」
「いいんだよ。何があっても、愛しているのは真紀だけだよ」
「あなた・・・」妻の閉じた目から流れる涙を舌でそっと拭いました。
「私、どうなるの?」
「今まで通りさ、何にも変わらないよ」
「社長さんとはうまくいったの?」
「詳しくはまた帰ったら話すけど、一応話はついたよ」
「事務所を辞めるの?」
「辞めたい?」
「・・・」
「この仕事が好きなんだろ?」
「・・・うん」
「辞めなくてもいいよ。今まで通り働かせていただきなさい」
「本当にいいの? 私を許してくれるの?」
「今まで苦労をかけたからな。これからは真紀が人生を楽しまなくっちゃ」
「あなた、辛くない?」
「真紀が幸せなら大丈夫。だから、何があっても私の所に戻って来るんだよ」
「約束する。真紀の大事な旦那様だもん」
目から溢れた涙を舌で拭いながら、妻をしっかり抱きしめました。

「今日の昼の仕事は代わりの人が行ってくれたそうだけど、
7時からの仕事は真紀でなければダメだって言うんだけど、真紀大丈夫かい?」
「少し寝かせてもらったから、もう元気」
「今日からは真紀が危なくないように、一緒に仕事に行ってもいいって」
「・・・」妻が不安そうに私の顔を見ました。
「もちろん真紀の仕事の邪魔はしないよ。それに、真紀も私に見られている方が感じるんだろ?」
「・・・いいの? 焼きもち焼かない?」
「焼くよ。嫉妬で狂っちゃうかも。でも絶対邪魔はしないから」
「あなた・・・」
「愛してるよ」
「あなた」
しっかり抱き合った時、私は妻を守るナイトのような使命感と責任感に酔っていたのでしょう。
しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

「一応名目上は事務所スタッフという事ですので、奥様の事は『真美さん』、旦那さんのことは、とりあえず『吉田さん』にしましょうか? まさか本名ではまずいでしょうから。それから、お客様の前での嫉妬は絶対禁止ですから、奥様の意に反したルール違反行為があった時以外は、お客様に逆らわないで下さいよ」
配達された弁当を食べながら社長から説明を受けました。
「うちでは性行為やモデルに触ることは一応禁止しています。無理にすれば罰金100万円というルールになっています。しかし、それは事務所の責任を回避するための表向きのルールで、モデルさんが個人でサービスするのは勝手なんです。お客様も当然そのことは知っていますし、リピーターが多いのもそうしたサービスがあるからなんです。ですから、時には乱交に発展する事もあるかもしれません。しかし、奥様に暴力を振るわれたりしない限りは、口出ししないこと。また、お客様が何か要望された時は、法令違反以外は便宜を図って下さい。うちはお役所とは違いますから、決して見下した態度は取らないとうにして下さいね」
その他、仕事の手順やルールを詳しく説明されて、いよいよ私の初仕事となりました。

「吉田さん、お客様がおいでです」
今日のお客様は40代くらいの4人組でした。ここの事務所を何度も利用しているうちに知り合って、4人で月に一,2度撮影会を開いているらしく、新人の妻の写真を見て指名したそうです。
「本日お世話させて頂きます吉田です。よろしくお願い致します」
「おいおい、男は要らないよ。モデルさんを呼んでくれよ」
「本日指名して頂きました真美さんですが、初心者でございますので、お客様に失礼のないように私がお世話させて頂きます。よろしくお願い致します」
「客の注文を嫌がったら兄ちゃんが承知させてくれるって訳か?」
「はい、よろしくお願い致します」つい返事をしてしまいました。
「お伺いしておりますコースは90分2本の180分、ヌード撮影、屋外撮影となっておりますが、それでよろしいでしょうか」
「ああ、それで頼むよ最初はスタジオで撮って、それから外で写すからな」
「ありがとうございます。では、あちらの衣装室でコスチュームをお選び下さい。ご存知とは思いますが、衣装室は撮影禁止ですので、よろしくお願い致します」

衣装室にはスーツ姿の妻が待っていました。
「真美です。本日はご指名頂きまして、ありがとうございます。
初心者ですので未熟な所もあると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。」
「いいねぇ、可愛いねぇ。プロフ写真よりずっといいよ」男達は口々に妻を褒め称えます。
「胸が大きいから、こんなのはどうかな?」胸の大きく開いたドレスを渡します。
妻が下着になってドレスの袖を通そうとすると、
「ダメだよ、それじゃあブラが丸見えだろ。ブラを外してよ。お兄さんそうでしょ?」
「は、はい・・・」どうしたらいいのか判らなくて、しどろもどろになりました。
妻はチラッと私に視線を向けると、意を決したようにブラを取りました。
「さすがEカップ大きいね」「大きいだけじゃなくて、形もいいよ」
「屈むと大きさが引き立つね」「おっつ、乳首が立ってきたよ」好きなことを言っています。
着せ替え人形のように7,8着着たでしょうか、結局選んだのはミニのチャイナドレス以外は先日と同じ、セーラー服にバドギャルでした。どうも男の嗜好は偏っているようせす。
妻は元のスーツに戻り、私は衣装を持って、お客様をスタジオに案内しました。
まだ、撮影会がどんなものか判っていませんでしたから、張り切っていました。
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