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私の罪・妻の功 12 (山城)

[9372] 私の罪・妻の功 12 山城 投稿日:2006/03/04 (土) 10:45
叔父をはじめ他の参加者達もだいぶ酔っ払ってきました。
妻への卑猥なジョークは、止まるどころかエスカレートする一方で、ついには体に触れる者まで出る状態でした。
男二人に挟まれて座っていた妻に、「澄江さんはなんだかいい匂いがするなぁ…」と、一方の男が髪を手に取り顔を埋めたのです。
すると片方の男も妻の内股に手を滑らせて、「いや、匂いもいいけどこの感触が、またたまらないでしょ…」と、手を放すどころかしつこく撫で回し始めました。
妻は体をよじり愛想笑いはしているものの、かなり嫌がっている様子でその視線は、私にではなく叔父に注がれているようでした。
妻の体に触れている二人に対して、そして何故かそんな状態で、夫である私ではなく叔父に救いを求めるような妻の態度に、怒りが込み上げて来て怒鳴り付けようと立ち上がったのですが、それより先に叔父の太い声が飛び、「おまえら、澄江ちゃんに気安く触るんじゃないよ。ハメをはずすにはまだ早いだろ?」と、先制されてしまいました。私は自分自身が非常に情けなくなり、ソファーに座りこみました。
妻は、捲られかけたワンピースの裾を直しながら立ち上がり、そそくさとキッチンの方へ姿を消します。
叔父はニヤニヤしながら、妻の体に触れていた二人に、罰ゲームと称してイッキ飲みをさせて、また酒宴を再開しました。
私は自分が何をしているのか…どこにいるのか…それすらがわからなくなっていました。
酒のせいもあったのでしょうが、自分が見ている状況が、あまりにも非日常的で、それでいて現実的で…混乱していました。
私の隣に座っている社員は、水割りグラスを渡してくれながら、「たしかに妾さん、男をそそる魅力がありますよね…私もやりたいなぁ…」と、私の妻とは知らず、叔父の愛人だと思い込んでいる様子で呟きました。
私は不発した怒りと、混乱した気持ちを掻き消したくて、濃いめに作られた水割りを飲み干し、さらに何杯空けたか記憶に残らない程酒をあおりました。   
どれくらい時間が経ったのか、私は寝込んでいたようです。
グラスや食器の触れ合う音で、目が覚めました。
朦朧とする意識の中でかすかに目を開けると、何人かの社員が私と同じように横たわって鼾をかいています。
壁掛時計に目をやると、午前2時をまわったところでした。
妻が後片付けでグラスや食器を手にしている姿が目に入りました。動いているのは妻だけで、叔父の姿はありませんでした。
混濁した意識と眠気で私は目を開けている事ができず、再び目を閉じました。
叔父の声が聞こえてきます。
「澄江、ごくろうさん。おまえもシャワーを浴びたらどうだ?」
妻は「私はいいです。片付けが終わったら、カズくん(私の事)を連れて帰りますから…今夜は…」と言い掛けて、言葉がとまりました。
私はまぶたを無理矢理開けるようにし、目を開きました。
私の目に映った妻は叔父に抱きすくめられ、口唇と口唇は重なり、暴力的といえる勢いで舌をねじ込まれていました。
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