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絆-2 (ヨコシマ)

[4068] 絆-2 ヨコシマ ◆9bpgRg 投稿日:2004/12/29(Wed) 00:44
どのように書いたら良いか迷いました。いろいろ悩んだ末、やはり実際にした事、
起きた事、感じた事を書く事にしました。ですから残念ながらこのお話には、
ちんぽが25cmの部長さんとか、浣腸とか、そういったものは登場しません。
他の方の投稿を読んでおりますと大変ハードで読みごたえのあるエスカレートした内容で、
別世界を覗くような興奮を覚えていました。
でも、レベルの差こそありますが、それが、まさか!
自分がその当事者になろうとは夢にも思っていませんでした。
妄想だけで楽しむ世界と、実際にそれがこの身に降り掛かって来るのとでは
天と地ほどの差がありました。
“妻への信頼”、“夫としての自信”、“自分の弱さ”
などの普段は考えもしないシリアスな事を自問自答をする機会になりました。

妻の化粧品の配達のバイトは週3~4日、それ以外に福祉関係の講習に申し込み、
週一で通い始めました。
資格が取れるとそこそこいい時給の仕事になると言う事と、最近両親の体調が
芳しく無いことがあり、将来世話をする時に多少の知識があれば便利であろうから、
勉強も兼ねて始めたのです。
妻は人の役に立つ歓びを得られる仕事をしたいというくらいですから、性格も優しく、
正義感のある尊敬できる人間です。ですから、盗聴器を仕掛けたって何も起らないに
決まっていると思う反面、自分がよその男だったら、この女とヤッテみたいと正直思うので、
狙われる可能性は否定出来ない。そしてその事に対してほのかな期待と不安を感じていました。

約1年も待ち続け、ようやく、しかしあっけなくその時は来ました。
盗聴マイクは遂に二人の男女の会話をひろったのです。相手の男は講習会で同じクラスの
生徒のようでした。会話の内容から50歳で大柄、一般的なお腹が出たおやじのようです。
その時は他愛のない会話でしたが、物腰の柔らかい紳士的な彼の語り口を聞く限り
下心があるようには感じなかった。しかし、私も気付かないくらい、
男はさりげなく紳士的に自分をアピールしていました。
いちばん感心したのは彼が自分をとても奥手でシャイに演出していた事です。
今思うと、妻はその下心に気付かないふりをしていたのかもしれません。

週に1回の授業でしたので、その時の彼の唯一の目的は来週も妻に駅まで送って
もらう事でした。駅に近付いた時、彼は
「1年前に交通事故で傷めた腰が、歩く度に痛むんです。
特に今日のように雨が降ると。」
それを言われたら来週も送ってあげない訳にはいかないでしょう。彼の作戦は見事に
成功しました。来週も一緒に帰る約束をして、彼は車を降りていきました。
今思うと、腰が痛いのに何故???って感じです。
この時まだ二人は単なる同じ講習会の生徒同士の関係でした。歳がひとまわりも違う、
謙虚で気のいい、危険な香りのしないクラスメート。
それが、あのように信じ難い淫らな世界に妻を引きずり込む男で
あろうとは私も妻もこの時は夢にも思っていませんでした。
次の週で彼はなんと雨が降ったら会社の帰りも妻に送ってもらう約束を取り付けました。
「調子の良い日はメールで知らせるから迎えに来ていただかなくても
大丈夫だし、ヨコシマさんも都合の悪い日は遠慮なく言ってね、、」
メアドも自然に聞き出し、メールのやり取りも始めました。
ほんの少しの後ろめたさもあったのでしょうか?もしくはいつか彼と深い関係に成る事を
直感したのでしょうか?
妻は彼からのメールを見る度に消しているようでした。登録した彼の名前はホシノユキコです。
こうして二人は週に最低3日は夕方に待ち合わせて一緒に帰る事になりました。
最初の頃はまっすぐ帰っていましたが、途中で車を止めて二人きりの時間を持つように
なっていったのです。
「新しく受け持つことになったお客さんが少し遠くなったから、
しばらく帰りが1時間程遅くなるかもしれない、、」
妻からこの言葉を聞いた時はいい知れぬ不安を感じました。
会話の内容から、何処に車を止めているかも突き止めましたが、
私はそこに行く勇気が持てませんでした。
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