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エスカレート6 (ばん)

[8234] エスカレート6 ばん 投稿日:2005/12/07 (水) 22:22
料理を待つ間、家内は欲情を禁じ得なかったようです。

言葉少なになって座っていました。
この瞬間二人にとって、昨夜のことは何もなかったように
振る舞わねばならなかったのです。
会話にもそのニュアンスすら感じさせない
ようにすることが、さらに意識させる結果となりました。

主人以外の男性に弄ばれ、喜びを感じてしまった肉体は、
その余韻がまだ残っていたのでしょう。
僕に抱かれ、喜びを感じることで一刻も早く消し去りたい。
やっぱり僕とするセックスが一番いいと早く確認したい。
自分がふしだらになってしまう前に、早く抱いてほしい。

テーブルの上で手をそっと握ったとき、
握りかえしたその家内の手から、一瞬で心の叫びが伝わってきました。
手に取るように心が読めたのです。

彼氏のペニスをしゃぶり、
その禁じられた行為の中に
狂おしいほどの興奮を味わってしまった家内は
僕のペニスをしゃぶることでしか、もう確認できないのです。
どちらが自分にとって、本当にほしいものなのか。

しかも昨夜家内は、僕の性のほとばしりを
軽くあしらってしまったことで
その不安は大きくなっている。

自分はそんなにふしだらではないと思えども、
昨夜の出来事を思い出し、濡れてしまう自分。
その葛藤で苦しんでいたのでしょう。

僕は何事もなかったかのように振る舞うことで、
さらに煽ることにしました。
僕が何とも思わなければ、
家内にとって、主人のために抱かれるという前提が崩れてしまう。
これほど怖いことはないのです。

僕は平静を装い、ゆっくりと食べ、たわいもない話しばかりしました。
家内は上の空で何度も座り直し、髪に手をやりました。
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