妻と他人の体験談

[429] 同窓会の後で・・・ 婿養子 投稿日：2003/07/14(Mon) 09:58
今年の春先に妻が高校の同窓会に行ってから携帯によくメールが来るようになった。私に隠れてトイレの中や車の中で読んだり返事を送ったりしている。妻が就寝中に携帯の受信メールをチェックしてみた。やはり男からのメールがほぼ毎日送られていた。高校時代に付き合っていた男と同窓会で会ってから関係が出来たらしい。
それから毎日のようにメールをチェックしていたら２日前のメールに「明日、会おう車で高速の○○サービスエリアに来て欲しい」とあった。妻も「楽しみにしている」と返事をしていた。当日の朝、「会社のセミナーに参加してくる」と言って妻は出かけていった。バイクで先回りして男が指定した高速のサービスエリアで待ち伏せしていると妻の車と男の車が並んで駐車し男の車に妻が乗り移って親しげに何か話し始めた。バイクで車の横を通り過ぎると男は妻の手を握って肩に手を掛けていた。少し離れた所から一眼レフの望遠レンズで男の車の様子を監視しているとファインダーにディープキスを交わす二人の姿が飛び込んできた。思わず数回シャッターを押し、再び車に近付いた。二人は私に気が付かず抱擁とキスを交わし男の手は妻のスカートの中に入り、妻の手を自分の股間に導いていた。先ず妻の車のキーを抜き取り、男の車の運転席に近づきドアガラスをノックした。
ノックの音にビクッとした二人は私の顔を見て驚愕の表情でお互い離れた。ドアを開けるように合図すると男はドアを開けた。妻は下を向いて小さく震えている。ハンドルの下のキーを抜き取ると「お前等・・これまでだな」と言い残しサービスエリアのレストランに向かった。男が追いかけてきて何か言っていたが聞こえないふりをしてそのまま中に入った。２台の車はキーを取られているのでどうすることも出来ない。二人は私の入ったレストランに跡から入ってきた。私の石の近くに黙って並んで立っていた。私からは話しかけず一人注文したコーヒーを飲んでいると男の方から「お話があるんですが・・・」と口を開いた。妻は黙ったままだった。
「俺の方には話何かないよ・・・お前は妻のことが好きなんだろう・・二人の間には関係もあるんだろう・・好きにすればいい。おい○子お前もだ好きにしろよ」言い終わった瞬間に妻は泣き出した。コーヒーを飲み終わって二人に車のキーを返してバイクで帰宅した。
妻は独身時代、同級生の男と交際していた。一人娘だったので婿養子に来ることを条件に私と見合いして結婚した。
妻は私と離婚できない理由がある。私は婿養子で妻からの離婚は世間体もあって切り出せない。義父の事業を引き継いで私が経営の実態を握っている。離婚して家を出るのは私の方で妻の方ではない。私には離婚する意思も事業を手放すつもりも毛頭ない。相手の男とその父親の勤務先も私の関連会社だ。家に戻って全てを義父母に話した。３ヶ月ほど前に妻が妊娠し男の子なら跡継ぎが出来たと喜んでいた矢先の事で義父の驚きと娘である妻への怒りは相当なものだった。
夜遅く妻が帰宅した。義父に怒鳴られ泣きはらした目をして私の前に現れた。「今まで男と一緒だったのか？」「はい・・」、「何時からだ」、「同窓会で会ってからしばらくして」、「お前の方から誘ったのか？」「・・・」「当然関係があったんだろう？」「あります」、「お腹の子はどっちのだ？」「・・・」、「もういい寝ろ」「ご免なさい・・ちゃんと話しするように言われたので・・」「お前に指示するのはこの俺だ、あいつの言う事が聞きく義理はない。それが嫌ならさっさとあいつの処へ行け」妻は大粒の涙を流しながら私の部屋を出て行った。明日にも病院で堕胎させなければ・・私の妻と知って手を出した相手に対してもケリを付けなければならない。

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