スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

妻と彼氏3 (薄くれない)

[2291] 妻と彼氏3 薄くれない 投稿日:2004/06/16(Wed) 07:13
妻が浴室に入った。ドアーの白いガラス越しに黒い影絵になって洋服を脱いでいく妻が見える。屈んだかと思うと直ぐに立って、立ったかと思うと直ぐにしゃがんで。妻のことだからきっと脱いだ洋服を一枚一枚丁寧にたたんでは足許に重ねているのだろう。
私はソファーに凭れてぼんやりとそれを見ていた。見ながら昨年まで4年間つき合ってきた元彼との最初の時とは違ったジェラシーを感じていた。
妻が初めて私以外の男性を受け入れたのは5年ほど前である。元彼は、単にペニスが私よりも大きく持続力があると言うことだけで捜した男性だった。
半ばプレイ的な感覚で、泣いて嫌がる妻に無理矢理関係を持たせてしまったのだが、今浴室でY氏の元へ行こうとしている妻は同じ初めてでもその時とは違う。明らかに違う。裸体になりつつある妻は気持ちの中ですでにY氏を受け入れているように見える。
私の思い過ごしではない。
ソファーでY氏の膝に手を置きY氏が話をする度に得心したように頷き、うれしそうに見つめる目。
Y氏が肩に腕を回すとそのまま腕の中へ身を任す妻。

「少し灯りを落としてていいかしら?・・・」湯船に浸かっているらしいY氏へ妻が話しかけている。
「は・ず・か・・・」Y氏が妻になにか言っている。
「そう・・・あかるいんだもの・・恥ずかしいわ・・・」
そう言うと妻は暗くした浴室に入っていった。
私はソファーに座ったまま目でベッドを見やった。Y氏と妻が仲良く並んで頭を乗せるであろう二つの枕。白いシーツ。あと何分か過ぎればY氏を迎え入れた妻は悦楽の叫びをこらえるためにその枕で顔を覆うかもしれない。白いシーツは快感を躯に寄せ集めるため妻の手の中でいくつもの襞を作るかもしれない。
私は後戻りの出来ない嫉妬の渦の中で妻をこの上もなく愛おしく思った。
20分ほどでY氏が先に浴室から出てきた。その身体はバスローブをまとっていて分身の大きさは判らない。
続けて出てきた妻が「暑いわ・・・これってクーラー効いてるの?・・・」「仕方ないよお風呂上がりは・・・それに初めてM子さんの裸を見て凄く亢奮しちゃってるせいかも・・・」Y氏が応える。
妻の顔は赤く上気して心なしか目が潤んでいる。
Y氏が歯を磨いていないことに気が付いて再び浴室に入った。
Y氏がいなくなると私はそれを待っていたように妻に聞いた。「どう・・大きい?・・そうでもない?・・・」私はY氏の物の大きさを妻に聞いてみた。
妻は口元に一本指を立てると「しぃー・・」と言って、指を臍に当て次に自分の右手首の上の方を掴んで長さと太さを表現した。
「元彼のと比べてとどう?・・・」15cmx4cmちょっとあった元彼を引き合いに出して聞いてみた。
妻は首を横に振ると、小さな声で「ぜ・ん・ぜ・ん・・・男のひとがよくわかんなくなっちゃった・・・」
「浴室のY氏を気にして、「あたし今夜は出来ないかもしれない・・あんな大きい人、もし痛かったらパスね・・・」
私は妻からパントマイムで説明されてY氏の勃起したペニスを想像した。
想像しながら妻へのいい知れない嫉妬で咽がもつれて、「ふーん
・・でも少し痛くても直ぐに馴れるから・・・」と言ってビデオ撮影の用意を始めた。
部屋を暗くする。ナイトショットでもかなり暗くしないと妻が気になるようだ。私はビデオのスイッチを入れた。
Y氏と妻はベッドには入ると寝具をかけたまま暫く並んで天井を見ている。ビデオを確認する。少し緑色ががかった画面の中にしっかり2人は入っている。
妻もY氏もお互いに緊張しているのかもしれない。
いや、緊張と欲情とが交錯した妻の胸は張り裂けんばかりになって波打っているはずだ。
両手は恐らく胸の上で組んでいるだろう。
Y氏は妻を引き寄せた。妻は自然と私に背中を向ける格好になりY氏に腕枕されている。Y氏は右手で何度か妻の髪を優しく撫でるしぐさを繰り返す。唇を重ねる。Y氏の大きな体の中で妻は徐々に愛撫を受けていく。
布団が懸かったままなのでY氏の肩から下の動きはわからない。
激しく唇を吸われるのか時おりぴちゅっとした音がする。
Y氏の布団に隠れた右手が気になる。ときおり妻の腰の辺りの布団が盛り上がり動く。Y氏は漸く妻の唇を解放すると耳朶に熱い息を吹きかけるように何か囁いている。
時々「いっぱい・・あ・いし・あげる・・」とか「掴んで・・」「みだれて・・い・い・よ・・」と言った言葉が断片的に聞こえてくる。
そう言った優しい言葉を耳元で囁かれると妻は感じる。
妻の鼻孔から昂まった息ずかいが洩れはじめた。時々「はっ・・・」
とか「あっ・・・」と声を出して「はっ・はっ・」と、吐息を洩らしてはY氏の首にしがみついて頬を押しつけていく。
Y氏の右手がいま妻のどの辺りににあるのか判らない。
私は掛け布団の中で妻がどのような愛撫を受けているのか気になった。ペニスを握らされていることだけはY氏の言葉から類推できるのだが、妻の下半身で蠢くY氏の右手が気になる。
Y氏は漸く妻を仰向けにすると「熱い・・・」と言って掛け布団をはねのけた。
それから妻への本格的な愛撫が始まった。
Y氏の大きくてしなやかな指。その指が乳首を軽くつまんでは転がす。「あっ・・」とか「う・ん・・」とか喘ぎを漏らしたと思うと、「あ~・・・」と言った、たかみを目指す悦楽の声を上げる。
Y氏が半身を起こした。その時妻の右手はY氏の勃起した大きな逸物を握りつづけていた。
それは確かに大きな逸物でした。
私の知っている限りでは初めての代物でした。
Y氏は妻の下半身に身を埋める。妻は最初「いや・・・」と言って腰を捩り逃れようとしましたが、花心がY氏の唇に掴まったのか一段と高い悦楽の呻き声を上げます。
鳴き声とも言えるかもしれません。私とではついぞ見せたことのない甘えた快楽の鳴き声です。
Y氏の舌先による妻の花心への執拗な愛撫が始まりました。妻の胸は荒く波打ち始めます。糸を引くような悦楽の声。「はっはっ・・」と息を荒くして頭を左右に振り身を捩ります。「あ~っ・・・あ~っ・・・い・い・~・」快感の叫びが部屋中に響きます。
胸の喘ぎが一段と激しくなり「い・き・そ・う・・」と訴えたかと思うと全身を大きく仰け反らせ絶頂を迎えていました。仰け反った妻の上半身は吐く息とともに徐々に弛緩し、シーツに着地していきます。
激しく喘ぐ胸。少しづつ息を整えます。
Y氏はそんな妻の逝く瞬間を愛撫を続けながら見ています。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

このサイトについて

tsumaplay


1日に4話更新の予定です。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR