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買い言葉  3 (赤とんぼ)

[6664] 買い言葉  3 赤とんぼ 投稿日:2005/08/23 (火) 04:41
妻が隣のご主人と付き合うといっても、平日は伊藤さんも仕事なので、土、日曜日か、平日の夜になってしまいます。妻も伊藤さんから、私との約束を聞いたのか、
「伊藤さんのご主人とお付き合いをする日と、内容はちゃんと報告するわ。」
と、私に言ってきた。
「ああ、私が、二人の事を何も知らないんじゃ、惨めだからな。それから、避妊だけはちゃんとしてくれよ。他人の子供を育てるなんて嫌だから。」
「わかったわ。約束するわ。あなたもいずれ、隣の幸子さんを抱くんでしょ。そのときは、私にもちゃんと言ってよ。」
「ああ、わかったよ。」
それから二日ほど経った金曜日の夜、
「明日のお昼から、お隣のご主人と出かけようと思うの。いいでしょ。」
「いいよ、言っておいで。どこに行くの。」
「まだ決めてないわ。伊藤さんから、お誘いがあったから、、」
「何時ごろ帰ってくるの。」
「それもまだ、、、わからないわ、」
「そう、最初のデートだもんな。楽しんでおいでよ。」
翌日、妻はいそいそと出かけていきました。朝から、落ち着かない様子で、何度も時計を見、シャワーを浴びると鏡の前に座り、入念に化粧をするのです。そして、衣装選び、
この日のために買ったのだろう、私の前では決して見せない、レースをふんだんに使ったブラやショーツを身に着け、これもこの日のために買ったのであろう、シックな花柄のワンピースを着て、出かけたのです。妻は、昔から小柄だが、スタイルもよく、とても似合っている服装にあらためて見直しました。そして、これから妻をだくであろう、隣のご主人をうらやましく思ったのです。
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