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妻・奈津恵 3 (神谷)

[11069] 妻・奈津恵 3 神谷 投稿日:2006/06/08 (木) 00:45
嘘をつく事など無かった妻が、私には店に出ると偽って、客の男性とデートしている…
もちろんホステスの仕事ですから、たまに客とアフターをしたり同伴したり、その位はあって当然だとも思っています。
しかし、性に関しても男性関係にしても、全く派手さがなく真面目と言っても良いような妻が、私以外の男性と、少なくても出勤時間の夜7時前から閉店の2時過ぎまでは一緒にいる事になります。
嘘をつかれていた事も含め、その事実がショックでした。
私は隣に座っている女性から、さらに情報を聞き出す事にしました。
「超お得意様っていうのは、やっぱり恐い人?」と質問する私に、リナと名乗る女は「恐いって、やくざって事? ううん、そういう人じゃないよ。ただね、会社を経営してて、すごくお金持ちなの。 さっき話したでしょ?千夏ちゃんの家、旦那さんが仕事してないからさ、お金がいるんだろうね。 この店のバイト代なんてそんなに高く無いから。」リナはお喋り好きなようで、聞かない事まで次々と話してくれます。
「旦那さんが仕事してないから…」という言葉には非常に情けない思いを感じました。
つまり、金を援助してもらってるという事か?と尋ねると、リナは神妙な顔で頷いたのです。
しばらくリナと話をした後、私は店を出て帰宅しました。
時間は深夜1時過ぎ…帰宅しても当然妻の車はありませんでした。
その日は私自身、結構飲んでいたようでベッドに入ると、妻の帰宅にも気付かず翌日を迎えていました。

昼ごろ目を覚ますと、妻は昼食の支度をしていました。
外見は特に変わったところも無く、水商売をしていると言っても、あまりイメージの湧かないような地味な出で立ちは以前からの妻の姿です。
昼食を食べながら、私は妻に軽く質問してみました。仕事はきつくないか?厭らしい客はいないか?などとありきたりな質問に妻は、笑顔を見せながら「大丈夫。いいお客さんばっかりよ。」と答えます。
私はそれ以上の話を続ける事ができず、「そうか」と呟いたまま昼食を食べるしかありませんでした。
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