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妻の目覚め2 (夢想花)

[1055] 妻の目覚め 夢想花 投稿日:2003/12/17(Wed) 19:01
 出張先での仕事が突然キャンセルになり、久しぶりに家に帰れることになり
ました。そのことを伝えようと自宅に電話をしましたが、応答無し。突然、帰
って驚かしてやろうという気になって、それ以上連絡せずに家に帰りました。
 昼過ぎに駅につき、珍しくケーキを買って帰りました。午後三時頃、チャイ
ムを鳴らしても返事はなく、妻は買い物にでも出ているのだろうと鍵を開けて
入りました。いつもきれいに片付いている台所も流しには、洗っていない食器
がつけてありました。冷蔵庫にケーキを入れ、着替ようと寝室に入ると一瞬、
たばこの臭いがしました。窓を開けて空気を入換えようとカーテンを開けると
乱れたベッドが目に入りました。明かに二人の人間が寝ていた形跡が、布団や
枕にありました。
 <まさか、うちの女房に限って、、そんなこと、、、>
 何度も頭の中で打ち消しながらも、次々に異変を探していました。ゴミ箱に
無造作に捨てられたティッシュ。丸めて捨てられたそれをひとつひとつ広げて
いきました。妻の物とは違う太く縮れた陰毛と一緒に、男のほとばしりを受け
とめたゴムが、情けなくしわしわになって丸まっていました。
 洗面所には見覚えのない髭剃りとシェービングフォームが置いてありました。

 私は中から鍵をかけ、妻が帰宅するのを無言で待ちつづけていました。
夕方、ガチャガチャと鍵が開き玄関の電気がつきました。
 「あなた? 帰ってたの?!」私の靴に気付いた妻が狼狽を隠してそう言い
ました。
 寝室のドアを開けた妻は私の顔を見るなり、全てを悟ったようでした。
 「………」
 無言の私に妻は「ごめんなさい、、あなた、、」と言い、それを聞き終わら
ないうちに私は妻に忌々しい証拠を包んだティッシュを投げつけていました。
そして、今までしたこともない乱暴な方法で妻を押し倒していました。

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