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焼酎・・・6 (拓也)

[2067] 焼酎・・・6 拓也 投稿日:2004/05/23(Sun) 10:47
月末だったのでバーの中は一杯で私達はカウンターの壁際に座りました。
「久しぶりね、ここへ来るの」
「ああ・・・・ 」
「どうしたの?何だかいつもと違って変よ・・・、何か有ったの?」
いつもなら私が由美子の機嫌をとるような感じで良く喋るのですが今回はそんな雰囲気にはなれませんでした。
店員がオーダーを取りに来たので話しは一旦中断です。
「スプモーニ」
「私も」
私は酒が好きなのですが、すぐに酔うので軽めのカクテルを頼みました。
「あのさー・・・、俺・・・、見たんだ・・・」
「見たって、何を?」
一呼吸も二呼吸も間が空きました、口に出すまで迷っていましたがとうとう言ってしまいました。
「山崎の部屋での出来事を・・・」
「・・・・・」
「何回も・・・、それに出張の夜の事も・・・、見たんだ・・・」
「そ・・・、そぅ・・・、見たの・・・」
1分前の華やいでいた由美子の顔色がぼやけたライトの下で虚ろに変って行くのが解りました。
やっぱり言わなきゃ良かったのか?知らない振りをしていたら今迄通り笑顔の由美子と付き合えたのに・・・。
でも、言ってしまいました・・・、由美子を見ると目薬を注したように目から涙が溢れそうになっていました。
「どうして?」
努めて冷静に言ったつもりですが語気が自分でも荒くなっているのが解りました。
以下の話のやりとりは由美子の言葉を箇条書きにしてみました。

月に1~2回、どうしても自分が嫌になり自分で自分を虐めたくなる日がある。
1年位前に役職(チーフ)に就いてからその思いが激しくなっていた。
そして、出勤途中の満員電車で痴漢に逢い、嫌悪感がだんだんと被虐心に変り自分を客観的に見るようになり男の性欲の道具にされる事に興味を覚え始めた。
今迄は偶然の出来事だったが、とうとう自分から行動を起こし、痴漢に逢ってから我慢をしていたがとうとう我慢出来なくなり成人映画舘に一人で入った。
入って席に座るなり、すぐに両隣に男性が座り痴漢され始めた。
その時に味わった興奮とスリルと男達に玩具にされているという被虐心がストレス解消へと変って行った。
それからは月に一度位のペースで映画館で痴漢された。
5~6回目位に痴漢男2人にホテルに連れ込まれ(半分由美子も合意)輪姦され、痴漢以上のエクスタシーを得る
その時にその男らに中出しされ嘲笑うかのような視線と女を征服する男の視線を浴びせられ、堕ちた自分にキャリアとしての自分を重ね合わせ、そのギャップが何とも言えなかった。
それからも映画館で痴漢され、2~3回に1回位そのままホテルに行った事があった。
そして、映画館に入るのを山崎と石田に目撃され彼らにも痴漢されホテルで輪姦されて、現在に至っている。
膣に中出しの事を問いただすと、そこまで知っているの?というような顔をして
生理痛が我慢できない位にひどく役職に就いてからは休みも取れないのでピルを飲み始めていて、その延長線上に中出し容認が有って、SEX目的でピルを飲んでいるのでは絶対無いとの返事でした。
簡単に要約すれが以上のような話でした、しかし由美子が言うには愛しているのは私だけで山崎らとはストレス解消のプレイである。
女性には私と同じような被虐心の有る人が沢山いて私は変人ではない。
結婚して実家(結婚後は実家に帰り跡を継ぐ予定)に帰れば仕事のストレスが無くなり普通に戻れる。
と言うのですが・・・。
自惚れかもしれませんが、美人でスタイルも良く教養が有り、誰からも好かれ、由美子は私には勿体無い位の良い女です、今迄に何人も恋人と呼べる女性は出来ましたが由美子は最高の女だと思います。
それで、結論としては・・・・。
もう2度と山崎らに逢わないと誓わせました、そして当然ですが私以外とSEXをしない。
と約束をさせました。
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